悲しい知らせ
悲しい知らせは突然でした
自宅に帰宅しトイレに入ろうとすると、妻の携帯から着信音
「あれ?お母さん?」
言い方から自分の方の母だとわかりました
あ~!母の日の紫陽花が早く着いたかな?
多分その報告だろうと確信しトイレへ
聞くとはなしに妻の電話してる声が聞こえてくる
「え~(;´д`)え~(;´д`)」
予想が外れ途方にくれたリアクション……
手短な会話だけでも内容を把握するには充分でした
トイレから出ると妻が
「きこえてた?」
「なんとなく……」
「誰だと思う?」
申し訳ないことに親族が何人か頭に浮かんでましたが
「わからん……」
「今日Aさん亡くなったって」
予想外に親族ではありませんでした
学生時代に住んでたアパートの前の家にお住まいだった奥様でした
当時、アパートに出入りしてた過保護気味な私の両親がそれをきっかけに仲良くしていただき
私が卒業したあとも夫婦同士四人で出かけたり
機械が得意な旦那様にパソコンを教わったり大変お世話になってました
私も日頃はご挨拶させていただくぐらいでしたが
卒業してアパートをでるときには荷物を全部送ってしまったので一晩泊めていただきとてもお世話になり助けていただきました
それからは年賀状や手紙などをやりとりさせていただいていたのですが
凄く達筆でいらっしゃって優しさ溢れる文面に、そんな年の重ねかたをしたいと感動をいつもいただいていました
あちらのご主人もうちの父も他界してからは母も奥様も移動手段がなく
電話だけで直接会う機会はなくなっていたようなのですが
一度、大病をわずらわれて退院されたと聞いた昨年の夏は
近くに結婚式の用があったついでによらせていただいて子供を抱っこしていただきました
以前に訪れた時も住んでたアパートはなくなっていたんですが道まで変わってて、タクシーの運転手さんが気を使ってメーターを止めてしまうぐらいグルグル迷ったのが昨日の様です
元々細身でいらっしゃったので笑顔の奥様の姿に、完治されたのかな?と感じました
庭には近所の猫が餌を求めて行儀よく座って整列していて真夏だったので庭の花は青々してました
その頃寝返りも出来なかった娘を座布団二枚並べてタオルをしいて転がしたら三人で見飽きないねとひたすら眺めて
食事は済ませてお伺いしたのですが、これもあれも食べてとおもてなししていただきました
勿論、後日素敵なお手紙が届き感動させていただいのは言うよしもありません
ここで手紙を紹介したいくらいです
娘も今はもう靴をはいて歩いてるので、機会を作って見ていただこうと思っていた矢先だったのでより衝撃でした
「後で、折り返しといて(電話)」
「うん……」
明後日、告別式という事でした
気持ちの整理も兼ねて母への電話を先のばしにしてシャワーを浴びることにしました
現状の流れとしては後日落ち着いてから線香をあげさせていただくことになりそうでした。
その時、父を見送った時の事を思い出しました
たくさんの方々が通夜から顔を見に来ていただいて涙しておもいおもいの言葉をかけていただいたことを
すでに、迷いはなかったです
むしろ、今すぐに駆けつけたいくらいの気持ちになっていました
母に電話をかけ一緒に行こうと伝えました
いろんな理由から二つ返事という訳にはいきませんでしたが
お互い近くはありませんがお別れを伝えに行こうという事になりました。
行ってみて感じた事は、また後日。